白ロムのデメリット

白ロムのメリットは解りましたが、デメリットはあるのでしょうか? 以下のような点が挙げられます。

①赤ロム状態の端末であるリスクがある

②ドコモ端末だとテザリングができない

③キャリアメールが使用できない

それぞれみていきましょう。

まずは①の「赤ロム状態の端末であるリスクがある」。赤ロムというのは、前所有者の通話料金残債が履行されていないなどの理由により、利用制限が掛けられている状態です。購入時には白ロムでも、購入後に赤ロムになることもあるようです。万一赤ロムだった場合に備えて、返金や交換に応じてくれる、赤ロム補償のある店舗を選ぶことをおすすめします。

つぎに②の「ドコモ端末だとテザリングができない」。ドコモでは、テザリングをする際にSPモードの契約が必要で、ドコモと直接契約している以外(ドコモ系MVNOでは)、SPモードの利用ができないため、テザリングもできないというわけです。

なお、au端末ならSPモードとは無関係のため、どうしてもテザリング機能を利用したい場合は、auMVNOの導入を検討してみても良いでしょう。

そして③の「キャリアメールが使用できない」。キャリアではなく料金を抑えるために格安SIMで契約した場合、“docomo.ne.jp”のようなメールアドレスは、利用できなくなります。

こちらに関しては、Gmailなどで対応すると良いでしょう。

白ロムはオークションサイトなどでも購入できますが、補償が十分でないことも多々あります。あくまでも、自己責任で買うようにしましょう。